コラム

なぜ貴社の内部統制対応が行き詰まるのか 2

2018年08月09日
タグ:内部統制JSOXコンサルティングconsultingCollegia会計文書化東京

(1)  内部統制対応が失敗する2つのパターンと企業の属性

内部統制対応が失敗するパターンは、大きく①対応不足と、②対応過剰の2つに分けることができます。

そして、その中で、さらに内部統制対応が行き詰まるパターンとして見受けられる種類ごとに5つのタイプに分類しました。

これらの関係性をまとめたのが図1-1-1です。このように見ると、①(対応不足)のパターンは内部統制報告の意見形成に影響を与え、制度上の問題につながりうるため、企業としての優先度としては、まず対応不足にならないよう、十分な準備・対応が必要であることが分かります。

他方で②(対応過剰)のケースは、直接制度上の問題はないものの、内部統制対応、および内部統制そのものが自社の事業の足かせとなっていることで自社の事業価値を大きく毀損させている可能性がある点でやはり問題といえます。

実は我々が頂くご相談では、上場準備中の企業に①(対応不足)のケースが多く見受けられます。

そして内部統制報告制度導入時よりすでに上場している企業に②(対応過剰)のケースが多く見受けられるように思えます。

おそらくそれは、制度導入初年度は塩梅が分からず「やりすぎてしまった」ケースが多かったからだと推測します。

やり過ぎている分には制度上の問題は生じませんが、もしかすると事業の足かせになって自社の事業価値を毀損させている可能性がある点で、やはり問題ですから、見直しの必要があると考えられているのでしょう。

まさに我々のご相談の多くは、内部統制対応を「これから始めるために」対応不足をどのように解消すべきなのか、悩まれている上場準備企業からのご相談と、内部統制を一度導入はしたものの、対応過剰な状況を「見直すために」どのように簡素化できるのか、悩まれている既上場企業からのご相談の2パターンに分かれるように思われます。

 

(図1-1-1)

 



※㈱Collegia Internationalでは、豊富な経験とノウハウのもと、上場準備中の企業様はもちろんのこと、既に上場されているものの、内部統制対応を見直したい企業様にむけた、内部統制文書化支援、整備・運用評価支援、見直し支援コンサルティングを提供しております。

お困りごとがございましたら、お気軽にご相談くださいませ! 

浅野 雅文アサノ マサフミ
代表取締役社長 / 公認会計士 / 税理士
クラス マネージングディレクター