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監査法人のローテーション

2020年01月20日
タグ:財務会計

こんにちは、桑野です。先日の日経新聞に「監査法人、10年超継続7割」という記事がありましたのでご紹介します。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54575290Y0A110C2EA1000/
(2020/1/18日経新聞朝刊)

 

「上場企業のうち、監査法人を10年以上変えていない企業が、継続年数を開示した企業の中で7割にのぼる」そうです。

監査法人のローテーションの議論においては、一般的に次のようなメリット・デメリットがあると言われています。

 (メリット)

・被監査会社との癒着の可能性を低くできる

・交代を機に監査に新しい視点が導入される

(デメリット)

・監査人の知識、経験の蓄積が中断される

・監査人、被監査会社に交代に伴うコストが生じる

 

「欧州では企業と監査人の「なれ合い」をなくし会計不祥事を防ぐ目的で、原則として10年を上限に監査法人を変える制度を16年に導入した。日本でも導入の議論が続いていたが、金融庁は企業の負担増などを考慮して導入を見送る方針」とのことで、日本においては制度としての変化はまだないようです。一方で「継続期間が12年だったMORESCOは「監査役会が会計監査人の継続期間を最大10年間とすることを決定」したのを理由に監査人を変えた」事例もあり、監査役会等が議論を主導している会社もあるようです。
同じ監査法人と長く付き合っている会社にとっては議論のきっかけを与えてくれる記事だなと思いました。

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